令和2年度第72回卒業証書授与式が1日、本校体育館アリーナで行われ、288人が思い出多い学窓を巣立ちました。

香川校長は式辞で「不確実で複雑さを増す社会を生きていくために、これからは自分が拠って立つ確固たるもの、すなわち自分自身の哲学を持ち、人生を切りひらいてください。迷ったときは本校の校訓である誠実、勉励、礼節に立ち返り、日々努力できているか自分に問いかけてほしい。ポジティブシンキングで、たくましく歩んでください」とはなむけの言葉を贈り、卒業生総代の中村洋仁さんと吉岡唯月さんに卒業証書を授与しました。

在校生代表の黒田歩さんが「(コロナ禍で)当たり前が当たり前でなくなった状況の中でも、あらゆることを受け入れ、前を向き、次のステージを見据えて行動する先輩から勇気をもらいました。そんな先輩の背中を追い続けます」と送辞。卒業生代表の澤地美有さんが答辞で「厳しさや苦しさを分かち合い、共に笑い、泣いた友と同じ時間を共有できたことは私の宝になりました。どんな時も生き生きと私たちに関わってくれ、励ましてくれた先生方の数々の言葉は私の心の支えです」と、友や後輩、先生、家族にそれぞれお礼を述べました。

この日の卒業式はコロナ感染防止の観点から卒業生と保護者、教職員、限られた来賓のみの出席で執り行いました。式後、保護者はアリーナで卒業生の3年間の学校生活を映像で振り返りました。