在校生代表の古川真歩さんが、部活動や総合探究の合同授業、学校行事などで接した3年生のリーダーシップや創意工夫、温かい指導を振り返り「先輩方の背中から多くを学びました。みなさんが築かれた伝統を守りつつ、新しい風を吹き込むことで、より良い学校生活を創り上げていきます」と送辞。
卒業生代表の小西永遠さんは答辞で、進学クラスでの学業と空手道部での活動の両立を目指し故郷の広島を離れて本校に入学したものの、厳しい練習の毎日に文武両道の決意が揺らいだ日々を述懐。下を向く自分をいつも支えてくれた「空手道部の仲間と尊敬する監督」「同じ悩みを抱え、互いに支え合ったクラスの温かい友達」「寮生活を気遣い、励ましてくれた両親」へ感謝の言葉を贈り、「私はたくさんの支えの中で成長し、日本一を経験して、人間はどんな時も一人じゃない、ということを深く学びとることができました」と振り返りました。そして「卒業式で父母に伝える『ありがとう』の言葉には子どもの成長の証が込められていると、国語の先生に教わりました。今日、その意味がはっきり分かった気がします。だから、卒業生を代表してお伝えします。すべてのお父さん、お母さん、私たちは本日、無事に卒業します。3年間ありがとうございました」と述べ、「大好きな大好きな学び舎に感謝とエールを送ります。ありがとう、高松中央高等学校。永遠に栄光あれ!」と万感を込めて学窓に別れを告げました。