国、香川県の補助を受け昨年6月から進めてきた令和2年度ICT・ネットワーク
整備事業が完了しました。生徒・教師用のタブレット端末(iPad)70台を配備し、L
ANケーブルも高速・大容量に更新。さまざまな学習支援アプリを使いながら、教師
と生徒の双方向の授業を展開し、調べ学習やディベート、プレゼンテーションなどの
アクティブラーニングにも活用できる環境が整いました。
「メディア教室4」をタブレット専用の特別教室に衣替えしたほか、普通教室でも
タブレットを機動的に使えるよう、Wi-Fi環境を新たに整え、通信制課程も含めたす
べての普通教室と職員室にモニター(TV)を設置しました。このモニターとタブレ
ットをWi-Fiでつなぎ、普通教室での授業でも随時、教員のタブレットから動画や
デジタル教材をモニターに映し出すことができるようになっています。タブレット授
業の効果的な進め方や課題を全教員で共有するため、授業撮影用のビデオカメラも配
備しました。
このほか、放送室から各教室・職員室のモニターに一斉放送できるシステムを整備。
新型コロナウイルス感染拡大など特別な状況や緊急事態が生じた際に、全校・学年単
位の行事や集会を体育館で実施しなくても、メッセージの伝達や情報共有を各教室で
行えるほか、平時には「総合的な探究」で取り組む学習や人権・同和教育に関する
動画・データ類を各教室で視聴できる環境を整えました。
この事業は今年1月末に整備を終えたばかりですが、既にタブレットと各教室のモ
ニターを活用した研究授業や「総合的な探究」の学習成果の発表などを実施していま
す。
本校では今回の整備事業をICT教育推進の第一ステップと位置付けており、来年度
以降もソフト、ハードの両面から計画的に整備を進め、生徒がICTを活用して主体的
に学び、思考力や判断力、表現力を培う環境づくりに取り組んでいく方針です。

〈写真説明〉
タブレットを使った国語の研究授業