学校法人 高松中央高等学校

広域通信制課程(単位制)

令和5年度 入学式

4月1日(土)午前10時。本校通信制課程で入学式が挙行された。(おそらく全国多くの学校の中でトップを切ったはず。)

本校通信制課程では例年、新入生だけではなく転・編入学の生徒も含め、4月に入学するすべての生徒に対して入学式を執り行っている。新入生以外の生徒においては、いわゆる2回目の入学式に出席することになるのだが…。

現状の日本は、中学校卒業まではほぼ全員が同じ道を歩くことになる。令和2年度のデータだが、そこから先、98.8%の人たちが高等学校等への進学の道を選ぶ。そして、そのうちの91.3%の人たちは高校の全日制を選択した。あえて言うならば、中学校を卒業後の進路としては、全日制高校を選ぶということがメジャーな選択だと言えるかも知れない。が、だからと言って、高校を卒業するということにおいては、もちろんそれだけが正解というわけではない。皆さんには、今日が、メジャーな選択ではないが正解に向けての大きな選択をした日であるということをしっかりと自覚してもらいたい。

人生においては選択の連続である。小さいことも含めれば1日に何度もその機会はやってくる。朝一番から、「まだ3分寝られるけど、どうしようか…」から始まり、「もうこんな時間か。これを今やっておくべきか明日に廻してしまうか…」など。人生においての大きな選択はこれから何度もあるだろう。「後悔のない選択を」と人は言うけれど、その場その場で正解を選び続けることが果たして可能なのか。人生が選択の連続であるとすれば、その都度自分が選んだ選択が正解であると信じ前に進もう。過去には戻れないが、選びなおすことはできるのだから。