学校法人 高松中央高等学校

広域通信制課程(単位制)

10月21日(土) 生活体験発表大会香川県予選会

 この大会は、全国の定時制・通信制高等学校に学ぶ生徒が、学校生活を通して、感じ、学んだ貴重な体験を発表することで、互いに励ましあい、高めあうことを目的として毎年この時期に開催されており、生徒たちだけでなく会場に来られた多くの人々に感動や励ましを与えています。

 今年も県内15の定時制・通信制高校(課程)の代表者各1名が発表を行い、熱いメッセージに観覧者たち一同大いに心を打たれました。

 本校からは、3年生のU君が出場、「タイムリープ そして前へ、前へ」という題目で発表しました。彼は本校全日制に入学したものの、かなりやんちゃな言動から高校生活に意義を見出せず自主退学。その後飛び込んだ某運送会社では、社会の厳しさを目の当たりにすることとなり、悔しさ情けなさを感じながらも周りの温かいサポートにふれながら家庭も持つまでに成長。しかしながら、職場でさらにキャリアアップするためには、やはり努力だけでは乗り越えられない学歴の壁が立ちはだかることに。そこで一念発起、一度退学した本校の今度は通信制に編入学。そこで、何と最初の授業は偶然にも元担任の先生の授業。ふと昔のあの時にタイムリープしたかのような気持ちを感じながら、2周目の高校生活では昔の自分では感じ取れなかった気づきの数々が、今あらゆる場面で活かされている、という内容の発表でした。

 そしていよいよ閉会式、去年の本校Hさんに続き連続の最優秀賞受賞なるか…。

 結果は優秀賞。個人的には、最優秀賞もいけるのでは、と思っていたのですが、それぐらい本当に素晴らしい発表でしたよ。

 U君。 前へ、前へ、そして、上へ、上へ!  雲外蒼天 出谷遷喬せよ!

発表するU君

実に堂々とした発表でした

閉会式後の、教頭先生、U君、元担任の先生の3ショット