9月24日(水)に、全学年にむけて映画教室を体育館アリーナで実施しました。

上映作品は「猫と私と、もう一人のネコ」(99分)。

昨今 社会問題となっているヤングケアラーに着目し、祝大輔監督自らが携わった保護猫活動の実態を織り交ぜながら、美術部に所属する女子高生の主人公、清瀬櫻(吉名莉瑠)が、家族間のすれ違いや母、環(一青窈)の介護と美大進学への悩みを抱え、心身共に追い詰められていく中で、野良猫を救うことをきっかけに家族や学校以外の社会と関わることで、前向きになれ自分らしさを取り戻していく姿を描きます。

映画のキャッチコピーには、「私は、一人じゃないんだ」という言葉が使われています。猫との出会いを通じて生まれる希望や周囲の人が気づき、声をかけ、手を差し伸べることによって、櫻が「誰かに頼ってもいいんだ」と自分らしさを取り戻していく姿が胸を打ちます。また、主題歌には一青窈さんの「ただやるだけさ」が使用されており、感動的なストーリーと共に音楽も心に残りました。

 

映画を鑑賞した生徒からは、「今の環境が当たり前じゃないということに気づきました。」「わからないことや困ったことがあった時には、近くにいる人に相談することが大切だと思いました。」「自分の意志を貫き、夢に向かう姿に感動しました。」などという声が聞かれました。