戦争について考えました/1年生がSDGs学習

  「戦争によって引き起こされること」をテーマにした1年団の授業が12日、体育館で行われました。1年生は今後、総合的探究の時間に国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶことにしており、SDGsの17目標のうち「平和と公正をすべての人に」などに関わるカテゴリーとして「戦争」を最初に取り上げたものです。

 授業ではまず、この日のプログラムを担当した飯野良仁教諭が「戦争や紛争が絶えない世界の現状をよく知り、戦争はなぜだめなのか、どうしないといけないのかを考え、自分なりの答えを見つけてほしい」と呼びかけました。

 このあと、ロシアによる軍事侵攻で甚大な被害を受けているウクライナの惨状、爆撃で片足を失ったシリアの少女などのニュース映像を視聴。戦争が当事国だけの問題でなく、世界の食糧危機や飢餓につながる影響なども紹介され、生徒たちは真剣な表情で映像に見入っていました。

   最後に、①戦争によって引き起こされる問題②私たちにできること③きょうの授業で学んだこと、考えたこと-の3点について、生徒たちが各自のタブレット端末に書き込み、ロイロノートで担任に提出しました。

  入学間もない1年生にとって、「戦争」はいきなり重いテーマだったかもしれませんが、生徒の提出レポートには「戦争が他人事ではないと強く感じました」「自分の考えだけにとらわれず、互いに認め合うことが大切だと思う」などの感想がつづられていました。それぞれに「戦争」と向き合い、考えを深めた時間になったようです。