稲垣選手、意地の3位/敗者復活戦勝ち抜く     崎山凛選手、無念の途中棄権/勝利目前で負傷

 四国インターハイ空手道競技の男女個人組手と女子団体組手(3回戦まで)が19日、四国中央市の伊予三島運動公園体育館で行われ、稲垣博大選手(3年)が3位入賞を勝ち取りました。

 稲垣選手は準々決勝0-0で判定負けを喫したものの、今春の全国選抜大会チャンピオンの意地を見せて敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦でも勝利。「結果を残せてうれしい。あす(20日)の団体戦は気を引き締めて、しっかりやりたい」と話していました。

 女子個人では、優勝候補のキャプテン崎山凛選手(3年)が3回戦で終始リードを保っていましたが、残り10秒の場面で相手選手ともつれ合って転倒し、脚を負傷。ドクターストップがかかり、ベスト8入りを目前にして無念の涙をのみました。

  女子団体組手は、大黒柱を突然のアクシデントで欠く布陣となりましたが、「キャプテンの分まで、みんなで頑張ろう」とチーム全員が奮起。3試合を勝ち抜き、最終日の戦いにコマを進めました。

 最終日の20日は男女の団体組手が決勝まで行われます。

          3位入賞を勝ち取り、笑顔の稲垣選手

                         3位決定戦で上段突きを決める稲垣選手(左)

          「キャプテンの分まで頑張ろう」と奮起し、3回戦を突破してホッとした表情の女子団体組手のメンバー