初動は? 避難は?/防災教室で対応確認

 防災教室を27日、校内テレビ放送で実施しました。例年、9月と11月に火災や地震を想定した避難訓練を行っていますが、新入生入学後の早い時期に全校生と教職員に防災意識を高めてもらおうと、座学形式の講習を取り入れたものです。

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  •  防災担当の藤澤先生が、火災発生時、地震発生時それぞれの初期対応や避難場所、避難行動の際の注意点について画像を使って説明。震度4以上の揺れを探知する緊急地震速報装置や火災時非常放送を実際に作動させて警報音やアナウンスの内容を確認したほか、校内の災害用備蓄品の種類や保管場所なども周知しました。

 消防庁の火災統計によると、令和4年の学校火災は159件で、26人が負傷。建物火災に占める件数は1%未満ですが、それでも全国で2日に1件程度は発生していることになり、決して対岸の火事ではありません。一方、南海トラフ大規模地震の発生確率は今後20年以内に60%程度とされ、いつ起きてもおかしくない状況。今年に入って震度5弱以上の地震が全国で相次いでおり、日本列島が地震活動期に入っているとの指摘が改めて現実味を帯びています。

 発災時に、まず自分の命を守り、大切な人の命も守れる行動を取れるよう、日頃から災害を意識し、備えておきましょう。