空手男女優勝の快挙たたえる/県連盟・本校が祝賀会

 本校空手道部の「全国高校選手権男女同時優勝祝賀会」(県空手道連盟、高松中央高校主催)が2日、高松市内のホテルで開かれました。大勢の関係者が詰めかけ、昨夏の全国高校選手権(北海道インターハイ)で男女ともに団体組手を制し、創部以来の悲願を達成した快挙を祝福しました。

 祝賀会には選手、監督、OBをはじめ保護者、来賓ら約150人が参加。主催者の原泰富県空手道連盟顧問が「昨年は男女同時優勝をはじめ数々の好成績を収められた。今後ますますの活躍を期待しています」、本校の香川校長が「これまで毎年のように男女どちらかが優勝してきたが、(同時優勝で)ここまでよく来たと感慨深い。選手たちには今一度、空手道の精神性を思い返し、精進を重ねてもらいたい」とそれぞれあいさつ。

 来賓代表の松元和昭ナショナルチーム監督は「同時優勝は、崎山監督の指導力はもちろん、学校、県空手道関係者、そして保護者の皆様の支えがあったからこそ」と述べ、「みなさんの中から日本を代表する選手、世界を獲る選手が出てほしい」とエールを送りました。

 歓談に移った後は、インターハイを振り返る動画の上映やアジアジュニア覇者の髙田あずさ選手(2年)の形の披露、OBによる迫力十分かつコミカルな組手の演武も披露され、和やかな雰囲気に包まれました。

 最後に、崎山監督が創部以来の歩みを涙ながらに振り返り謝辞。学校や保護者のサポートにお礼を述べ、「空手を通じて豊かな心を育てたいと願って指導してきました。昨日の卒部式で、3年生が皆、家族やチームメートへの感謝の言葉と高松中央高校に来てよかったと口にするのを聞き、成長を感じました。人と人の縁を大切に、と日ごろ伝えていますが、部員にはきょうの縁を大切にして、精進し、みなさんの支えにご恩返しをしてほしい」と呼びかけました。