横断幕のリメイク、プロに学ぼう

 捨てられる横断幕を小物類にリメイクしようと、商業科3年生が16日、学校近くの富士テント商会を訪れ、縫製や接着などプロの加工技術を学びました。

 本校では大学合格実績や部活動の成績などを紹介する横断幕を国道11号沿いに掲示していますが、情報更新時にそれまでの横断幕は廃棄されてきました。ここに着目したのが、商業科の「課題研究」で製品開発に取り組む生徒たち。「廃棄物に新たな価値を与えて再生する『アップサイクル』に挑戦したい。加工の方法を教えてください」と、横断幕製造元の富士テント商会に依頼し、見学を快諾してくださったものです。

 この日は生徒4人と担当教諭が同社を訪問。受注から販売までの流れやテント市場の動向などを質問した後、ミシン縫いや生地の接着、ハトメの打ち方などを実際に見せていただき、それぞれのコツも教えていただきました。お店の方からは「まず折り紙を作り、それを参考にすると裁断や縫製がやりやすい」とのアドバイスも。

 製品開発グループでは今後、捨てずに保管している横断幕で財布やアクセサリーを作り、オープンスクールで配布する予定で、外部での販売も検討中。生徒たちは「手際の良さや速さなど、職人さんの技術はやっぱりすごいなと思いました。教えてもらったことを製品作りに生かしたい」「横断幕にプリントされている文字の字体や色をうまく生かしたデザインを工夫したい」などと話していました。

 およそ1時間の見学でしたが、お店の方の説明に真剣に耳を傾け、作業の手元を食い入るように見つめる生徒の姿が印象的でした。

 お忙しい中、ご対応くださった富士テント商会の皆様、ありがとうございました。