【吟詠剣詩舞】

 

 香川県合同チーム(5校、9人)のメンバーとして池川巧さん(3年)と橋本百恵さん(2年)が舞台発表に臨みます。

 吟詠剣詩舞は、漢詩や和歌に節をつけて心情や情景を再現するように歌う「吟詠」と、剣を用いて武人の心構えや武士道の精神などを表現して舞う「剣舞」、扇を手に優美に舞う「詩舞」を総称した伝統芸道。

 県合同チームはこれらを組み合わせた構成吟で香川にちなんだ演目「讃岐の風景 郷里の風景より」を披露し、池川さんと橋本さんはともに得意の剣舞を演じます。

 

 池川さんは兄の影響で小学3年の時から習い始め、橋本さんは祖母に誘われ剣舞を見たのがきっかけで中学1年からこの世界に。今年5月に行われた全国剣詩舞コンクール県予選の剣舞少年の部では、池川さんが優勝、橋本さんが準優勝。同四国地区大会では橋本さんが優勝、池川さんが準優勝と、ジュニア世代の剣舞を2人で牽引しています。

 総文祭では出場23チームのトリを務めることになり、2人は「僕にとって3年間の集大成、しかも地元での大会なので、これまでやってきたことをすべて出し切りたい」(池川さん)、「香川県の代表として、たくさんの人に剣舞の魅力を伝えたい。つながりを大事にしてきたチームなので、そのことを意識して、いい舞台にします」(橋本さん)と意気込んでいます。 

*吟詠剣詩舞部門=7月27日、三木町文化交流プラザ

【写真】夏越祭で剣詩舞を奉納する池川さんと橋本さん(7月12日、高松市の宇佐八幡宮)